2011年06月12日

ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ


今日は、日曜日だというのに一日中雨ですね。

せめて、ブログだけでもさわやかさをお届けしたいもの。




「住友銅山記念館」から、次に案内したのは

新居浜市山根町にある禅寺「瑞応寺」



木漏れ日の中に山門が現われる。

ここまでに、長い急な坂道の参道があるが、本当は、ここを歩いて欲しい~

でも、駐車場の関係で、いつも歩かず上まで来てしまう。

ワタシは、この長い急な参道が好きなんだけど。





ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ







ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ








実家の菩提寺で、高台に両親の墓があり、はるか新居浜の街を眺めている。


ここは、曹洞宗の寺で、禅門修行道場として、かなり広く知られており

全国から修業のために僧が来て、昔ながらの厳しい修行に励んでいる。

「ここで修行をすると、人間が変わる」とよく先生が言っていた。



ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ






厳しい修業のひとつとして、毎年、1月の大寒には、「寒行托鉢」があり、新居浜の風物詩になっている。

寒行托鉢というのは

雲水が黒の衣をまとい、素足にわらじ履き、網代がさをかぶって

市内の民家を一軒一軒回り、玄関先で般若心経を唱える。

そして、民家の人たちに、木の鉢の「頭鉢(ずはつ)」に、おさい銭や米などの浄財を受けるもの。

子どもの頃、手を合わしながら、木の鉢にお金を入れたのを覚えている。




そんなお寺なので、いつも空気が違って感じられる。

背筋がしらぬ間にピンとなり、心が洗われる気がする。

友人らも、初めて見る禅寺に感心しきりだった。




木戸の向こうの廊下は、鏡にように、ピカピカ

ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ








いつも変わらない美しい箒目

ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ




































ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ







ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ





















この白い花が咲いている木は何だろう・・・

庭にただ1本、凛と立っている。

きっと、仏教に関係した花に違いないと調べたところ

沙羅双樹の花だった。




ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ












ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ




座禅堂

ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ






















瑞応寺から続く山道を登っていくと、金毘羅宮があり

そこには梵鐘があり、自由につけるので、足を伸ばして欲しい。




さぬきのお寺とは少し違うので、機会があれば、訪れて欲しい

日曜日の朝早くには、一般人も座禅が出来るそうだ。

日常味わえない体験も、いいかもしれない。

まだまだ、ある新居浜観光・・・でも今回は、これで終わり









同じカテゴリー(その他の日本の旅)の記事画像
行っても行っても続いた階段、あげくに目的地へ付けず
男木島灯台のてっぺんに登る。
がんばって、金比羅さん奥の院へ参拝した。
琴電に乗ってこんぴらさんへ初詣
大谷焼窯元で絵付けした皿が届く
地域の人たちと一日バス旅
同じカテゴリー(その他の日本の旅)の記事
 行っても行っても続いた階段、あげくに目的地へ付けず (2025-02-02 20:18)
 男木島灯台のてっぺんに登る。 (2025-02-01 20:16)
 がんばって、金比羅さん奥の院へ参拝した。 (2025-01-14 20:43)
 琴電に乗ってこんぴらさんへ初詣 (2025-01-13 21:44)
 大谷焼窯元で絵付けした皿が届く (2024-12-20 18:58)
 地域の人たちと一日バス旅 (2024-11-28 22:00)
この記事へのコメント
素敵な佇まい・・・立派なお寺ですね~!
故郷はつくずく良い物ですね~こんなのみてたら、
行きたくなります。写真も素晴らしい!お上手です(*^^)v
Posted by おれんじおれんじ at 2011年06月12日 23:07
追記
沙羅双樹のお花、初めて見ます。美しいですね~!
あまりに珍しく綺麗なので、画像 いただきました。(^_^;)
Posted by おれんじおれんじ at 2011年06月12日 23:11
静かで落ち着いたたたずまい。
風格がありますねぇ。
梅雨のうっとおしさを忘れそうです。
毎日のこの雨・・・本当になんとかならない物かしら?
Posted by まこ at 2011年06月13日 06:36
おはようございます。
今日は、振休です。(●^o^●)

新居浜・・・こんなに素敵な場所があるなんて

沙羅双樹って平家物語の冒頭に出てくる あの木ですね。
名前しかしらなかったです。花びらに気品がありますね。

前の記事のマイントピア別子には行きましたが
また、ゆっくり行ってみたいと思いました。
Posted by k子k子 at 2011年06月13日 09:37
瑞応寺の寒行托鉢修行はあまりにも有名ですよね~?

私は実家は川滝ですが、小さい頃に托鉢修行のお坊さんが家に来た記憶があります。

何時からか、こなくなったけど、あれこそが懐かしい光景です。

それにしても綺麗な庭ですよね。
Posted by rieko at 2011年06月13日 15:54
おれんじさん

ワタシは、心落ち着くところなのですよ。
一度行ってみてください。
鐘撞堂へも上がって下さいね。
お願いすれば、お坊様が説話もして下さるかも・・・
Posted by かをる at 2011年06月13日 22:19
おれんじさん

沙羅双樹の花
あまり見たことないですね。
夏つばきとは違うそうです。
画像は、どうぞどうぞ!
Posted by かをる at 2011年06月13日 22:21
まこさん

今日は、いいお天気でしたね。
草刈りをしましたよ。
かなり疲れました。

瑞応寺は、格調高いでしょう~
禅宗の修行道場として、有名らしいです。
Posted by かをる at 2011年06月13日 22:25
k子さん

今日は、ゆっくり出来ましたか?
天気もよくてよかったです。

沙羅双樹の花の色・・・
『平家物語』冒頭に出てきますね。
沙羅双樹の花にたとえて、歌ったのですね。
それほど・・・美しい花かもしれないですね。

また、機会があれば訪れて下さい。
ワタシの一押しのところよ~
Posted by かをる at 2011年06月13日 22:35
rieko さん

riekoさんは、愛媛の人だから、知ってますね。
ワタシは、瑞応寺と共に育った感じです。
遊び場であり、学びの場でもあり、両親の菩提寺であり
思い出が深いです。
Posted by かをる at 2011年06月13日 22:38
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
ふるさと案内Ⅱ・・・心洗われるところ
    コメント(10)