かをるのワルツ♪:山猫軒　「白い孤独」

2012年02月17日

山猫軒　「白い孤独」

先日の７日にUPした雪の門入の写真を

詩人の山猫軒氏が

「白い孤独」という詩に使って下さった。

自分が撮った写真なのに・・・

まるで違った世界のように見える。

詩人は、私たちには見えないものを感じて表現する。

再度、我がブログに登場していただいた。

山猫軒　「白い孤独」

白い孤独

　　　雪のふり積む山陰の小径を
　　　歩いてゆく勇気は
　　　もう、なかった
　　　樹木や枯れた草むらの間を
　　　細々と伸びている一本の
　　　記憶の白い糸
　　　透明な筆に
　　　白く塗り込められて
　　　ぼくたちは
　　　見えなくなる

　　　ひとの瞼は涙をふくみ
　　　落とす雫が白い雪になる
　　　いっしょに来て　
　　　誘う囁きに
　　　耳をふさぎ
　　　目をとじて
　　　立ちつくす

　　　雪のふり積む山陰の小径を
　　　歩いてゆく勇気は
　　　もう、なかった
　　　引き返す勇気も
　　　もう、なかった
　　　春になっても溶けない
　　　冬の風景の中に
　　　白く塗り込められて
　　　今もぼくは
　　　佇むばかりだ

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Posted by かをる at 12:00│Comments(11) │ブログ・ブロガー

この記事へのコメント

何だかよくわからないけど、ゾクゾクしました。
しんしんと雪降り続く一筋の林の道と、詩と・・。

写真と詩とのすばらしいコラボレーションですね。

Posted by mizuho at 2012年02月17日 17:19

写真と詩が一体化・・・私もストーブの前でいるんだけど、
ぞくぞくっとして、寒く感じましたよ～～！

画像と詩の力って凄い物ですね～！(^_-)-☆

Posted by おれんじ

at 2012年02月17日 20:07

写真を見て想像をふくらませるだけで十分かと。m(__)m

Posted by しゅう at 2012年02月17日 20:18

mizuhoさん

そう感じていただいてありがとうございます。

山猫軒氏も喜んでくれてるでしょう～

Posted by かをる at 2012年02月17日 22:14

おれんじさん

こんなに寒い日に余計に寒くなりますね。

ワタシも今夜は、風邪気味で
ストーブを抱いてます（笑）

Posted by かをる at 2012年02月17日 22:16

しゅうさん

しゅうさんは、どんな想像をされるのでしょう～

Posted by かをる at 2012年02月17日 22:22

この写真は、想像力を掻き立てる、何かが宿っていますね～
初めて見たとき、何処へ続くのか、「道」が物語めいて、とても素敵な一枚だな～と思いました。
山猫軒さんも、想像力を掻き立てられる訳ですね・・・
素敵な士と写真のコラボでした。

Posted by ミルフィーユ at 2012年02月17日 23:03

最後の行、士ではなく詩です。ごめんなさいｍ（＿＿)m

Posted by ミルフィーユ at 2012年02月17日 23:04

この写真は者凄く、雰囲気があるなぁと思ってました。
雪の降っている感じがいいです。
いつもかをるさんの写真は、素敵だなぁと拝見しています。
それに山猫軒さんの詩もいいわぁ～
二人が組むと、なかなかのコラボですね。

Posted by まこ at 2012年02月18日 06:57

ミルフィーユさん

おはようございます。

ありがとうございます。
山猫軒さんの詩で
ものすごく格調高くしていただきました。

Posted by かをる at 2012年02月18日 07:15

まこちゃんおはようございます。

ありがとう♪

ただの写真もその人の心の持ち方で
違って見えるのですね。
創造力は、果てしがないから・・・

Posted by かをる at 2012年02月18日 07:18

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2012年02月17日

山猫軒 「白い孤独」

山猫軒　「白い孤独」