かをるのワルツ♪

ディズニーワールド最後の話


さて、今では大失敗の話で笑っていられるが

恐怖の時間を味わった。

この時ばかりは、英語が堪能に話せないことがさみしかった。


まあ～一口で言えば、「白タクにあった」と言うことかな？

今は、お金で済んでよかった～と胸をなでおろしているのだけど


一緒にディズニーワールドに行った他の二組の夫婦は

さっさと早い時間にホテルに帰っていた。


それも盛岡の奥さんは、英会話の先生

仙台のご主人も英語がしゃべれる

我々は、ワタシはさっぱり、まあじいは聞き取りが出来るぐらい

それなのに、心臓は強いとみえて、呑気に最終の午後９時まで遊んだ次第

それからの話

現地のガイドから帰宅のバス乗り場は、２９番と聞いていたので２９番へ行き

ホテルの名刺を運転手に見せたところ

「このバスは違うので、降りて』と言われてしまい

仕方なく、交通整理のスタッフに聞いて、次に言われた所に行ったが

違う、違うと言われるばかり

たらい回しのようにアチコチと行かされた。

そのうち、あんなに沢山いた人はいなくなり

バスもなくなっていく。

タクシーも全く見当たらない。

辺りかだんだんと暗くなっていく。


心細くなって、ウロウロしていたところ

声をかけられて、ホテルの名刺を見せると

「このバスで帰れるから、乗って」と言われて、乗ったのが大間違い


少し変だと思ったけど、外国人家族も乗っていたので

大丈夫かと乗ってしまった。

ところが、外国人家族は、すぐに降りてしまい、ワタシたちだけになった。


ホテルは、ディズニーワールドエリア内なので、近いはず

それが、どんどんスピードをあげて走る走る。

そのうち、暗い森のような所を走り出して

もう～ゼッタイに道が違うと思って、ゾッとし始める。


３０分も走り続けたのかな

この時間がかなり長く感じられたのは言うもでもない。


「おかしいよ」と二人で言いながらもどうしようもない

後ろで日本語でガタガタ話しているものだから

運転手も早口で何か言いだしたが、分からない


ワタシはてっきり、「強盗にちがいない」と思った。

新聞に『日本の高齢者夫婦、オーランド郊外で発見」なんて事になればどうしよう？


その時になれば、この運転手を蹴り上げようか、噛みつこうか

でも、拳銃でも持ってたら万事休すかも

なんて、まあ～色々と考えたわ（笑）


・・・そんな不安が膨れ上がったところで、ホテル前に停車してくれた。

その時はどんなにホッとしたことか！

５０００円位？を払って降りる。


ところが、フロントまで来て気が付いた。

このホテル、少し違う


荷物をロビーに置いてすぐ出たので、ハッキリとホテルを見ていなかったのもある。

名刺を見せると、ホテルはディズニーの方だと教えてくれる。


騙されたんだ。


そして、そこからまた、ホテルまでタクシーに乗った。

ホテルを出るとすぐに待っていたタクシー

乗る時に、まあじいがいくらか？と聞いたところ

２５００円と聞いて乗車


ところが、宿泊のホテルにすぐに着いた。

エ～～っと驚く


そして、タクシーに２５００円を払おうとしたら、なんと！一人が２５００円だと言う

そんなのある？


まあじいが言うには、前のマイクロバスとタクシーがグルでないかと言う

日本人の人の好さに付け込んでこんなことをするのか？


呑気に長居したのがいけなかったかと大反省

明るいうちに帰れば、時間に余裕があって、こんなことにはならなかったと思う。


無料で帰えられるはずが、１万円はかかった。

でも、最後は、お金で済んだんだから

それも大金でないからいいよ～と慰めたけどね。

でも、無駄な出費となった。


ホテルに着いたのは、午後１１時が過ぎていた。

添乗員が飛んで来たのは言うまでもない。


「捜索隊を出そうかと思っていた」と言われた。

まんざら、冗談でもなかったかもね。


・・・と恐怖の時間を少し味わった。

やはり、アメリカは日本と違うんだと強く思った。


「強盗に遭ったかも」の巻　おわり

一番の土産話になった（笑）