2011年05月14日

詩の料理店「山猫軒」



ブログで知った詩人の山猫軒さんが

詩の料理店を開店している。




いつも素晴らしい詩で出迎えてくれる料理店

どこから、あの数々の言葉が紡ぎ出されるのか・・・





その料理店で

ワタシの画像「雨のしずく」に、素敵な詩を添えていただいた。

何だか、とっても嬉しい♪

何度も何度も読んだ。





ワタシのブログに訪問して下さったみなさんにも

ご紹介したくて、転記させてもらった。


ひととき、素敵な詩の世界で遊んでくださいね。










詩の料理店「山猫軒」







『雫・想いしたたる』


        山猫軒


小さなまあるい水のなかに
空が逆さに揺れている

泣き尽くした
あなたの海は
魚たちをも悲しませたが
梢にひろがる緑の葉は
あの峰のむこうの
乾いた海辺のあなたに
夥しい透きとおった小さな
沈黙のしずくを
おくり続ける
       
高い樹も
低い樹も
逆さになって
しずくは 空へ
しずくは 海へ

想いは透きとおり
声は風になり
葉脈からしぼり出される命が
水底に昇ってゆき
わずかに開けたあなたの
唇のあいだから
うつくしく流れこむのだ

逆さになった空と共に
逆さになったぼくと共に







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この記事へのコメント
ありがとうございます。
ちょっと、てれています。年甲斐もなく・・・
Posted by 山猫軒 at 2011年05月14日 20:17
山猫軒さん

こちらこそ、ありがとうございます。

詩の意味を知ろうと、何度も読み返しています。
Posted by かをる at 2011年05月14日 21:21
詩と画像の相乗効果!!
どちらもが、引き立て合って、響き合っていますね~!
詩って、とても深いんですね。
Posted by おれんじおれんじ at 2011年05月14日 21:57
おはようございます^^

いい絵にあった詩ですね。

早朝のちょっと冷たい
そう今日の朝の様な
ピンとはった冷たい空気を感じましたヨ

小さなガラス玉の中の逆さまの世界には
いろいろなモノが見えてきそうです
Posted by michelle at 2011年05月15日 07:15
おれんじさん

山猫軒さんの世界にぴったりと「雨のしずく」を入れてくださったでしょう。

深い詩なので・・・何度読むことやら

永久保存です。
Posted by かをる at 2011年05月15日 10:03
michelleさん

あの画像は、雨が上がりそうなとき
目の前に雫がありました。
一適のしずくをとおして
何か見えているようで・・・撮ってみました。
Posted by かをる at 2011年05月15日 10:17
 
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詩の料理店「山猫軒」
    コメント(6)