2012年02月07日

憧れの詩人『立原道造』



憧れの詩人『立原道造』







昨夜、高校生ごろに憧れた詩人『立原道造』をおぼろげに思い出した。

誰でもそうであるように夢見る少女には

あの抒情詩との出会いは・・・胸キュンになった。

でも、いつの間にか生活に追われ

そんなピュアな心はどこへやら・・・




それが・・・昨夜、おしゃべりをしていて思い出した。

う~ん

そう言えば、詩集があったはず

文庫本も持っていた気がする・・・と





先ほど本棚を探したら、あった~

何十年もの間、本棚の奥に忘れられていた詩集

・・・何十年の埃をかぶってるということね。

でも、今でも覚えているあの小さな文庫本の詩集は、見つからなかった。





彼は、24歳の若さで急逝したが

最後は、婚約者に看守られて逝ったという。





その恋愛の喜びをあらわしたものか?

恋愛詩集「優しき歌」

再び・・・ゆっくりと読んでみた。

純粋で・・・感傷的で・・・情熱的

やっぱりいい





憧れの詩人『立原道造』








その昔・・・結婚をする従弟にお祝いで

「夢見たものは」を贈った。

今思うと、赤面




「夢見たものは」



夢見たものは ひとつの幸福

ねがったものは ひとつの愛

山なみのあちらにも しずかな村がある

明るい日曜日の 青い空がある



日傘をさした 田舎の娘らが

着かざって 唄をうたっている

大きなまるい輪をかいて

田舎の娘らが 踊をおどっている



告げて うたっているのは

青い翼の一羽の 小鳥

低い枝で うたっている



夢見たものは ひとつの愛

ねがったものは ひとつの幸福

それらはすべてここに あると








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この記事へのコメント
おはようございます。
やっぱり好きなものが似ています。
私も、高校時代に立原道造を良く読みました。
静かで暖かく、どこか達観しているような・・・・洗練されていて、憧れたものでした。
この夢見たものは、は二行目までは、体に染みついています。
あとは寄る歳波で忘れましたが。
かをるさん、好きなものがおんなじ・・・・
Posted by ミルフィーユ at 2012年02月08日 07:52
おお、かをるさんは詩の好きな文学少女でしたか。
  小説は?

  私も19,20の頃作った詩、思い出しもしなかったが
  何かで見つけ、ホームページのどっかへ載せてあった筈
  だがどこへ行ったか思い出せない...。けっこロマンチ
  ックな感じのものだたけど。
Posted by アンクル at 2012年02月08日 09:36
ミルフィーユさん

おはようございます。
あなたの好きなものに似てるなんて・・・光栄です。
素晴らしい歌詠みのあなたには、いつも脱帽
・・・これからも多いにあなたの歌に刺激をいただきますね。
Posted by かをる at 2012年02月08日 10:30
アンクルさん

懐かしい少女時代だけど
夢とは余りにもかけ離れた現実に
少し屈折していた内面
それを自分に代わって表現してくれる詩や小説を
少しだけ読みました。
文学少女まではいかない中途半端な少女でした。
Posted by かをる at 2012年02月08日 10:34
こんばんは
ちょっと照れるけど すんなり心に入る詩です。
詩集は ほとんど手にしたことがありません。
がさつなんですね。
でも こうして読ませて貰うと いいな~と思います。
チャンスあったら手に取ってようと思います。
それにしても 
夜のおしゃべり・・お相手は? 
もしかして~
Posted by チカ at 2012年02月08日 20:02
ソネットですね。
立原道造記念館、東大の弥生門の前にありましたが、
今は閉館。次第に忘れられてゆくのでしょう。
思い出してくれるひとを見て、
嬉しいですね。
Posted by 山猫軒 at 2012年02月08日 20:36
チカちゃん

ワタシもずっと詩集なんて手にしてないです。
でも、読んだらいいものですね。

>夜のおしゃべり・・お相手は? 
 もしかして~<

え~~~誰だと思ってるの?
?さんは、誰のことかしら?
Posted by かをる at 2012年02月08日 23:08
山猫軒さん

この詩・・・ソネットというのですね。

立原道造は、ゼッタイに忘れられないと思うんだけど・・・
記念館がなくなったのですか?
ファンにとっては、さみしいですね。
Posted by かをる at 2012年02月08日 23:13
かをるさん、お久しぶりです。

立原道造、好きでした。
詩集も持っていたと思いますが、
やはり本棚のどこかに埋没しています。
歳月を感じますね。^^)

静かで、ロマンチックで、洗練された詩、一緒に好きだった友人は
透明な詩、と言っていましたね。

去年ブログにちらっと書いた覚えがありますが、また思い出しました。
Posted by mizuho at 2012年02月10日 14:55
mizuhoさん

レスが飛んでました。
ごめんなさいね。

>静かで、ロマンチックで、洗練された詩、一緒に好きだった友人は
透明な詩、と言っていましたね<

本当に透明感がありますね。
おしゃるとおりです。

心のきれいな人だったんだな・・・と思います。
Posted by かをる at 2012年02月23日 01:29
 
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