2011年07月21日

ね!おじいちゃん




ね!おじいちゃん







今日は、やさしかった舅の命日

舅は、とても静かな賢い人で、大きな声を聞いたことが無い

足音も低くて、いつの間にか後に居て、驚いたことが度々だった。

舅を悪く言う隣人も、聞いたことが無く

いい人で通っていた。




そんな舅ではあったが

ワタシは、舅にとって決してよい嫁でなかったと思う。




世間も何も知らない、街から嫁入って来たワタシは、傍若無人

今になって、あの頃のワタシを思い出すと、呆れるようなことがいっぱいだ。

その一つに

結婚して間なしに田植えがあった。

何も知らないワタシは、可愛いエプロンをして

そんな舅たちに真っ白いおしぼりとピクニック気分のお茶セットを持って出向いた。

姑がそれを見かねて「もういいからね」と言ったのを覚えている。

泥だらけの手におしぼりりも無いものだ・・・



これを皮切りに・・・街から来た世間知らずの嫁のすることを

きっと、見かねたことだろうけど、何も言わず見ているだけだった。




そのじっと見つめられるのが、ワタシはかなり苦痛だったのだろうなあ~

今なら、きっとよい嫁になれただろうに・・・ね!おじいちゃん




子どもたちにも、それはやさしいおじいちゃんで

子どもたちが、やさしく育ったのは、あのおじいちゃんのお陰と心底思っている。

孫に向ける愛情いっぱいのあの眼差しが、今でも忘れられない。




特に息子は、ワタシよりおじいちゃんと一緒が多く

小学高学年まで、おじいちゃんのひざの上で大きくなった。




さて、そんなおじいちゃんの恩恵を受けた息子は、今日が命日だということを覚えているだろうか?

こちらに向かって手を合わしているだろうか・・・

なんとも、心もとないものだ。




やさしいおじいちゃんだから、あちらでもきっと

みんなに好かれてるだろうなあ~




今日は、おじいちゃんに感謝の気持ちで

たっぷりと偲ぼうと思う~~。


















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Posted by かをる(郁) at 16:19│Comments(14)日々のこと.
この記事へのコメント
季節が巡ると思いだされるおじいちゃん
逝ってしまった後も ず~っと幸せですね

街から来た傍若無人だった?!(笑) かをるさんも
若かったんですね。
おじいちゃんもそんなかをるさんの心遣いを
分かっていて、そっと見守ってくれてたんですよ。
つい口出しをしちゃいそうな時でも
大きな気持ちでかをるさんを包んでいたんですね
って言うより 今でもしっかり包まれていますね~^^
Posted by michelle at 2011年07月21日 20:05
こ(^0^)ん(^_^)ば(^▽^)ん(^_^)わ(^○^)
おじいちゃんがいて息子さんは幸せでしたね。
田舎の風習は町から来た人には大変だと思います。
Posted by risu at 2011年07月21日 20:28
子供の為に良いおじいちゃん、おばあちゃん必要ですね~!
息子さんも、幸せな子供時代を過ごされたのね~!
感謝の気持ち解りますよ(^^♪
Posted by おれんじおれんじ at 2011年07月21日 20:46
やさしかった
おじいちゃんが いつまでも
郁ちゃんの心の中で感謝され続けて
そのあったかさが
読んでいてうれしくなります。

息子さんにも
そんな郁ちゃんの思いがきっと届いているんじゃないかな。
Posted by k子 at 2011年07月21日 20:50
可愛いお嫁さんだったんですよ。
きっと、お姑さんもお舅さんもそう思っていらっしゃいましたよ。

そういうふうにかをるさんに思い出されて、おじいちゃんもお幸せですよ。
Posted by 婆ちゃんねる at 2011年07月21日 20:50
michelleさん

こんばんは~

本当に若くてね、恥ずかしいことがいっぱい
でも今も、ちょっと抜けてるから、失敗は常のことだけど

何も言わないガマンのおじいちゃんでした。
写真を見るたびに、何か後ろめたさが抜けない嫁です。
Posted by かをる at 2011年07月21日 22:47
risuさん

今は、かなり簡素化されましたが
昔は、お客ごとが家であったり
地域行事も沢山ありました。
嫌な時もあったかな?
やっとこの歳で、ここがわたしの居場所になりました。
Posted by かをる at 2011年07月21日 22:50
おれんじさん

子どもたちには、祖父母が常にいてよかったと思います。
愛情たっぷりでした。
まっすぐに育ったのは祖父母のお陰です。
Posted by かをる at 2011年07月21日 22:54
k子さん

お世話になったおじいちゃんに
せめて、命日は感謝の気持ちを持たないとね。

息子が大事にされたことは、誰よりも分かってるでしょうね。
いつもいっしょで、ワタシがやきもちを焼くほどでした。
その分、楽チンでしたがね。
Posted by かをる at 2011年07月21日 23:02
婆ちゃんねる さん

ワタシは、出来の悪い嫁でしたが
両親は、出来すぎた人でした。
でも、それを素直に喜べるには、年月がいりましたね。
Posted by かをる at 2011年07月21日 23:05
大変遅くなりましたが台風被害、お見舞い申し上げます。カメリアのビアーパーティー楽しかったですよ。
昨日(22日)かをるさんのよく知っている方とベッセルおおちへ行きましたよ。二次会では日本一長い名前のお菓子、大結願が話題になりました。天中37「仲間の会」の掲示板に写真アップしましたので見て下さい。no1507~1509です。
http://bbs10.aimix-z.com/gbbs.cgi?room=kimu1018
よかったら足跡を残して下さいね。
Posted by キムリン at 2011年07月23日 07:05
キムリンさん

おはようございます。
はい、はい、知った顔がこの掲示板にもありましたね。
彼女はキムリンさんよりかなり若いはず
同窓会メンバーではないですね。
今日、会えば楽しい模様を聞くことにします。
Posted by かをる at 2011年07月23日 07:32
おじいちゃんの思い出・・・
わたしにも共通することがあります。

わたしも今になってほろ苦く思い出されることが
いっぱいあります。
若いときというのは、残酷な面もありますね。
もっともっと大事にしておけばよかったと
今でも悔やまれることがあります。
Posted by しあわせさがし at 2011年07月26日 07:14
しあわせさがしさん

みんな多かれ少なかれ
そんな想いがあるのですね。
いくらしても、十分というのは、ないのかもしれません。
しあわせさんに同じような気持ちを言ってもらったら
少し楽になりました。
Posted by かをる at 2011年07月26日 13:25
 
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    コメント(14)